出産祝いのマナーをあなたはきちんと知っていますか?
年齢を重ねるに連れ、親しい友人や知人などの結婚祝い、出産祝いをする機会も増えてきます。そうした時に、間違ったマナーでの行動は大変に失礼にあたりますので、正しいマナーを身につけておきましょう。
マナー1.すぐに駆けつけるのはやめておきましょう
まず、出産祝いを渡す時期について。最近はメールなどで友人の出産を直ぐに知ることが可能になりました。だからと言って、直ぐにお祝いを用意して病院へ駆けつけるのもどうかと思います。産後直ぐのママは体力も低下していますし、精神的にもとても疲れているはずです。
産後直ぐのマナーとしては、友人から出産報告の連絡を受けたら、ひとまずお祝いの気持ちをメールや電話などで伝えて、落ち着いた頃に改めてお祝いに伺うのが良いかと思います。通常、どの産院でも産後1週間ほどで赤ちゃんと一緒に退院となりますのでこのマナーを覚えておきましょう。
マナー2.「お七夜(おしちや)」
赤ちゃんの誕生から7日後に「お七夜(おしちや)」と呼ばれるお祝いの場を儲け、その時に赤ちゃんのお顔と命名をお披露目するのが一般的です。集まるのはごく身内で行い、その時に出産祝いを渡すのが良いとされています。そのためお七夜のマナーとしては、友人などへの出産祝いを贈る際にも、この頃から産後1ヶ月くらいの間に贈るのがベストかもしれません。
かといって必ずその期日に渡さなくてはいけない決まりありません。本人が里帰りしていて遠方であるなど、様々な面から産後の経過を見て出産祝いを贈るのがマナーです。
マナー3.欧米式のベビーシャワー
欧米ではベビーシャワーと呼ばれる、赤ちゃんの誕生前に出産祝いのパーティを開くのがごく主流ですが、日本ではタブーとされてきました。何故なら、万が一母子ともに健康な状態でない場合を考えての上です。妊娠中に全くのトラブルがなくいざお産になったとしても、無事に誕生するまでは安心出来ないのです。母子ともに健康であるのが、当たり前ではないのです。 やはり人が一人この世に誕生するのは、まさに奇跡だという事を頭に入れておきたいものですよね。以上のような事からも、多少出産祝いを贈る時期が遅れてもマナー違反にはならないという事になります。 |
マナー4.出産祝いの費用
では実際に何を贈るかでまた悩むところですよね。日本では出産祝いに限らず、冠婚葬祭の場で現金を贈る習慣があります。出産祝いを現金で贈る場合の相場はおおよそ5000円~10000円くらいが平均的です。贈る相手とのお付き合いの程度で、多少増減すると思われます。両親や兄弟姉妹、親戚などですと、もう少し高額になったり、また高額なベビー用品などを贈るケースも多いようです。
出産祝いのマナーとして、贈り物を現金ではなく、ベビー用品や子供服などで考えている場合も金額の相場は同じぐらいと考えて良いでしょう。品物で贈る場合に注意したいのは、既に用意されている物や他の方から頂いたものとダブらないか・・・。という点。おもちゃなどは同じものがふたつあっても未使用で終わるケースも多い!
貰っても困らないものだと、ありがたいのはやはり紙オムツ!ただお家事情で大量に紙オムツを貰っても保管場所に困ったり、お気に入りのブランド、はたまた布オムツ使用!なんて事も考えなくてはなりません。無難に喜ばれるのは、タオル類ですね。バスタオルもフェイスタオルもよく使いますし、子供はよくこぼしたりするので役立ちアイテムです。バスタオルやフェイスタオルなら直接肌に触れるものなので、肌触りのいい高級今治タオルがオススメです。贈り物に困ったなら、事前に贈る相手に確認して見ましょう。これはマナー違反ではありませんから。
マナー5.子供服のサイズ
次に出産祝いで子供服をプレゼントする場合に注意したい点はサイズ!今直ぐ着られるサイズより、大きめのサイズのものを選んでプレゼントしましょう。生まれて間もない頃はお家で過ごす事も多いですし、可愛い子供服は対外頭からすっぽり被るタイプのデザインの為、月例の低い赤ちゃんにはちょっと着させたおるづらい事もあります。せめて首の座る3~4ヶ月以降に着られるくらいのサイズで子供服は選びましょう。
また友人などと連名で出産祝いをプレゼントする場合は、一人で贈るよりも高価なものを贈る事もできる!ベビーラックやベビーカーなど大型のベビー用品も購入の視野に入るかも知れませんが、それらをプレゼントする際には事前に贈る相手に確認するのがマナーです。 そしてどんなお祝い事にも共通しますが、刃物や先の尖ったものなどを贈るのはマナー違反とされていますので注意しましょう。出産祝いを始めとするお祝いの品を選ぶのって、大変だけどとっても心がウキウキもします。相手の喜ぶ顔を想像して、あれこれ考えてみる時間も楽しんで欲しい!しかし、これまでのマナーを守って選んで下さいね。 |