日本独自の文化 赤ちゃん誕生の祝い
赤ちゃんが誕生すると、様々なイベントが待っています。それは日本独自のもので、昔は当たり前の様に行われて来た事ですが、最近では「簡単に済ませた」、「全くやらなかった」なんて人も居るようです。
それでも「日本古来の伝統を残して行きたい」や「親に言われて仕方なく」などと理由は様々ですが、もキチント行っている人もいらっしゃると思います。
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初めてのセレモニー「お七夜」
初めてのセレモニーは「お七夜」です。赤ちゃんのお誕生から七日目の夜に、赤ちゃんのお披露目や命名披露を兼ねたお祝いの会を設けます。病院で出産し場合、母子共に体調も良好ですとおおよそ一週間ほどで退院となりますので、退院祝いなども兼ねて行われているようですが、家族や親族の都合などで土曜日や日曜日などに開く方も多いと思います。お祝いの席に呼ばれた方は、その席で出産祝いを贈ると良いと思います。
赤ちゃんの名前をお披露目は命名書に書くのが通常です。お店で専用の用紙を購入する事も出来ますが、大小さまざまな半紙など、地域独自で異なるものもあるようです。命名書を書くのは赤ちゃんの父親です。字が下手だから・・・と他の人に託さず是非パパが書いて下さい。
誕生から一ヶ月ほど経過すると、産院などで母子共に検診があります。赤ちゃんの体重の増え具合などをチェックします。お母さんも検診の経過が順調であれば床上げとなり、家事も少しづつ始めて行きましょう。続くイベントは「お宮参り」です。地域や赤ちゃんの性別によっても異なりますが、男の子だと生後31日目、女の子は生後32日目に赤ちゃんの健やかな健康を祈願する為にお参りに出向きます。
自分の住んでいる地域の氏神様に赤ちゃんの誕生を報告する事も目的ですので、本来は産土神(うぶすながみ)にてお宮参りをします。自宅から一番近い神社がそうであるとは限らないので、事前に調べておくと良いかもしれませんね。(海外の出産祝い事情も知りたくありませんか?ここへご覧んくださいね。)
お食い初め
次に「お食い初め」。生後100日目に赤ちゃんが一生食べ物に困らない事を願い、祝い膳を用意します。
献立は地域によって多少異なるものもありますが、赤飯・お頭付の焼き魚(鯛が一般的)・煮物・汁物・香の物などです。また歯固めと呼ばれる石や紅白のお餅などをお膳に用意します。生後100日ですので、もちろん本当に赤かちゃんに食べさせる訳ではありません。
それぞれを順番に箸に付け、赤ちゃんの口につけ食べさせる真似をします。お食い初めに使用する食器は、漆器のものなど専用のものが専門店などで売られています。男女によって、漆の色が異なったり素焼きのものなど種類も豊富です。
お宮参りもお食い染めも、必ずしもその日にしなければならない訳ではありません。特にお宮参りは生後間もない赤ちゃんを連れての外出ですので、真夏や真冬は避けたりと季節を考慮して赤かちゃんに無理のかからないようして下さい。